大学受験者の公正審査

現在、新聞などマスコミでクローズアップされている「東京医科大学による女子受験者点数の減点操作」は、社会に大きな波紋を広げています。

今まで一生懸命勉強してこの大学を受験をしたのに、減点操作により合格できず失望した女子生徒がいることを考えると、東京医科大学が女性を差別していると世間から非難されても仕方のないと感じます。

ところで、アメリカの大学では、大学入学出願時に受験者の性別、民族、経済力、出身地などを公正に扱おうという「アファマティー・アクション」という理念があります。アメリカの大学入試は、面接試験が実施される少数の大学を除いて、それらの多くが書類審査を入試としています。入学合否は、全州で開催される共通大学試験 SAT・ACTの結果、高校の成績、教育的なバックグラウンド、高校教師の推薦状、そして出願者自身のステイトメントによって総合的に審査されます。しかし、大学が定めた出願書には「学校活動の表彰暦、ボランティア活動暦、クラブ活動、自己申告による自身の性格分析アンケート」とともに「性別欄、年齢(生年月日)、宗教欄、そして所属民族欄」があります。

日本の生徒がアメリカの大学に出願する場合は、アジア人の欄に印を入れて国籍Japanと記入するのですが、「アファマティー・アクション」が本音であれば、所属民族欄や、性別欄は不要ということになるはずです。大学は学問を学び、研究を行い、見識を深める施設であることから考えると、出願者の「氏名、生年月日、出身高校、共通試験などの成績結果」程度のデーターだけで合否を公正に審査するべきだという意見があることは否めません。

アメリカ渡航ESTA

夏休みの時期は、多くの学生がアメリカに留学をします。エースからも、中学生・高校生が海外に出発します。この「留学」という言葉には、フルタイムの学校に通う「長期の就学」と、パートタイムの授業に参加する「短期の研修」があります。

長期就学と、または短期であってもフルタイムのコースに入学するのには F-1と」呼ばれる「学生ビザ」の領事館申請が必要です。パートタイムコースで3ヶ月以内(90日以内)に入学する場合はESTA(エスタ)と呼ばれる、電子渡航認証システムの認証を受けることが事前に受けることが必要です。この認証を受けないとアメリカに入国できませんので注意して下さい。

ESTA申請はインターネットから24時間いつでもできます。通常2日以内に手続きは完了します。一旦申請が受理されるとESTAの認証は2年間有効になります。

ESTAは、アメリカ政府のテロ防止観点から、2012年より日本をはじめ、短期滞在ビザを免除している国を対象に、電子渡航認証システム(Electronic System for Travel Authorization :ESTA)としてスタートされました。ビザが免除されている人の情報を出発前収集し、渡航者のビザなし訪米条件を満たしているかをチェックするものです。

ここで注意すべきは、アメリカで飛行機を乗り継ぎするだけの場合でも同様にESTAが必要な点です。アメリカ政府の発表では、事前にエスタ認証を受けないと、アメリカ入国に関わらず、飛行機乗り継ぎなども拒否されます。しかし、既に留学ビザや就労ビザなどの米国ビザを持っている人は、ESTAに申請する必要はありません。

学校が夏休みになり、毎週、多くの学生がエースから海外に羽ばたいていくのは、とても嬉しいことです。

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高騰する外国の学費

アメリカの大学・大学院の学費が劇的に高騰しています。特に、最近の5年間が顕著です。留学生に対する学費が上がるのはアメリカに限ったことではなく、イギリス、カナダ、オーストラリアの大学でも同様ですが、特にアメリカの大学学費の変動は極端です。人件費の高いアメリカは、人的サービスにより構成される教育費が高止まりする傾向があります。

学費変動のデーターから示しますと2014年に2万ドルだった学費が、現在3万ドル近くになった状況で、2018年6月の為替レートで330万円という価額は日本の留学生にとって高額といえます。年間の学費3万ドルは州立大学の一般的な学費で、私立大学はより高額で、スタンフォード大学、ハーバード大学、イエール大学、プリンストン大学などアイビーリーグは4万ドルから6万ドルの学費となり、もしも私立大学1年間大学留学すると生活費を含んで大変な出費になります。

ところで、日本の大学は、国公立は58万円程度、私立は110~220万円程度(医学歯学部は除きます)の現状を考えると、アメリカの大学留学を経済的に実現するのは奨学金なしで実現することは難しくなってきました。

大学の学費が上がると、大学で行われている語学研修のELSコース代金も上がります。語学留学も、長期間続けると相当の予算が必要になっています。10年前なら年間予算2百万円程度で実現できた1年間の語学留学も、今後は300万円~400万円が必要になります。今後は、地域、期間、コースを選択してから自分に合う資金的計画を立てて留学を実現に移すことが重要です。

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帰国生特別大学入試制度

海外に留学した高校生が、現地の高校を卒業して日本の大学を受験する場合は、通常の大学入試とは別に定められた「帰国子女特別入試(帰国生選抜入学試験)」を利用する大学受験ができます。大学ごとに定められたアドミッションポリシーに沿った AO入試制度のひとつとして、あるいは一般受験とは別枠の特別入試方式として開催されています。

この受験は、通常毎年8月~9月に出願をして、9月から12月までの間に入試が行われます。出願に際しては、外国の高校卒業証明書(または、留学先国制度による高校修了証明書)、成績証明書、加えて英語力の証明書としてTOEIC、TOEFL、IELTSのスコアが必要です。試験は、私立大学は主に小論文と面接、公立の大学はそれに加えて基礎学力テストが行われます。

実は、ここで求められる英語力証明書のレベルが最近上がってきています。関東圏の私立大学は、以前は英語検定の点数を明示していましたが、現在は点数表記がない大学があり、それはすなはち高い点数を取らないと受験段階で足切りに合うことを示しています。高得点の生徒から出願を認めようという大学側の意向が反映しています。

以前は、TOEFLであれば80点で十分だったものが、近年は100点近いレベルを確保しないと上位の大学への入学は難しくなっている模様です。関西の有名私立大学や福岡の大学でも、関東圏の大学程でないにせよ英語検定のレベルが引き上げられる傾向が見受けられます。

しかし、大学に出願する帰国生の中には英語検定の結果が伸びずに困っている方がおられると思います。高校留学生は、海外の高校在学中にできる限り高度な英語力を身につけ、あらゆる検定試験に合格できる実力を身に付けることが期待されます。
特に、現在進む日本の大学の入試改革により、英語は重点科目のひとつとされるという認識が必要になります。

アメリカンフットボール

日本で話題になっている「日本大学のアメリカン・フットボール部員の反則タックル問題」について、毎日、テレビでは新しい報道がなされています。日本でも、大学で人気スポーツのあるアメリカン・フットボールは、アメリカの国技であることから、アメリカ国内でも野球と同様に人気のあるスポーツです。

日本のからの高校留学生が通学するハイスクールにも、アメリカン・フットボールのチームがあることが多く、留学生も応援
のために大会に観戦に行く機会があります。近くの高校との高校対抗戦、州の大会、そして4~6つの州の強豪高校が集う地域大会などがあり、いずれの大会も多く観戦者で賑わいます。アメフトの選手は総じて体が大きく、筋肉隆々です。高校生でも、アメフト部のメンバーは逞しく成績がよいことから憧れの的です。

アメリカン・フットボールは、巨体と巨体が衝突する肉弾戦であることから危険とは隣り合わせです。高校レベルから大学、プロと、どのレベルでもケガは付き物で、良いことではありませんが、危険性もある程度は許されているように感じました。高校生レベルの大会でも、全力で突進する相手をブロック、あるいは激しいタックルをするので、脳震盪で倒れる選手や、けが人が続出することがあります。

どのスポーツ競技も、ルールとスポーツマンシップに乗っ取って、特に高校生がその競技を行う場合は、安全を確保して取り組むことが重要だと思います。

またも米国の中学校で銃犯罪

アメリカで続く銃の乱射事件問題。先月のブログでも取り上げましたが、大学や高校などの教育機関でも度々発生しています。

今回は、5月25日にアメリカ・インディアナ州の中学校で、アメリカ人中学生が授業中に銃を乱射する事件が発生しました。今回の事件では、中学生女子生徒と、授業を指導していた先生の2人が負傷したとの報道です。この負傷した先生は、アメリカンフットボールのコーチを務めており、現場にいた学生の証言にでは、この先生が犯人の生徒をタックルして取り押さえたということです。

事件は、インデアナ州都であるインディアナ・ポリス近郊のノーブルズビルという町にあるハイスクールでおきましたす。警察当局の発表では、犯人の生徒は授業中に教室から一度退出して。銃を2丁持って戻って、いきなり発砲したとのことです。タックルをした先生のシーマンさんは犯人から3発の銃弾を受けて病院に運ばれましたが、命に別条はないということで容体は「安定している」と声明が発表されています。シーマンさんは、2007年から2010年にかけて、南イリノイ大学のアメフトチームでディフェンシブラインのメンバーとして活躍したそうです。アメリカでは、毎月のように、どこかの州で銃による犯罪が発生しています。これからアメリカに渡航する留学生は、少なからず危機管理の意識を持つ必要があるでしょう。

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銃による事件が再び発生

前回「アメリカの高校で銃による事件が発生したために、その対策として高校先生に銃を持たせることをトランプ大統領が検討している……アメリカの先生ガンマンに!」というブログを書きました。そして再びアメリカでの拳銃事件の報道が続きました。

4月23日未明に、アメリカのテネシー州ナッシュビルの近郊で自動小銃が乱射され4人が死亡するという事件が発生しました。地元の警察当局は逃走した銃撃犯の男の身柄を犯人として拘束しました。その犯人は、レストラン店内で銃を乱射後、そこにいた客ともみ合いになった末に自動小銃と羽織っていたコートを置き去りにして裸で逃走したとの報道です。結局犯人は、近くの森に潜伏していたところを警察官に身柄を拘束されましたが、所持品のバックパックの中から別の複数の銃器が見つかったということです。

アメリカでは、場所や時間を選ばずに銃による犯罪が起きてきました。それは時として大学や高校などの教育機関で、さらに犯人が学生であったケースも報告されています。銃の規制は声高に叫ばれているものの実現には程遠い状況のようです。社会全体で広範囲に発生する銃犯罪防止が難しいとしても、アメリカの高校や大学など若者が集い教育を受ける施設での銃犯罪は「校内への入場者の持ち物を検査、多数の防犯カメラ設置、ガードスペシャリストの配置」などで直ちに安全を確保する必用があります。問題はその予算確保ということになりそうです。

アメリカの先生ガンマンに

先月のエース高校留学生ブログ、「私なら高校に突入」勇敢な大統領、の続きのお話です。

最近、アメリカのフロリダ州の高校で起きた銃による学生殺傷事件は様々な方面に影響を及ぼしました。というのは、アメリカでは毎年、銃による深刻な事件が発生して今回の事件を含めて多数の若者が銃の犠牲になってきたからです。

近年の銃による凶悪事件は、ラスベガスの乱射事件、ワシントン州高校での銃による事件などがあり多くの犠牲者が出ました。事件の都度に銃の所持を規制しようというムーブメントが起こるのですが、銃規制を叫ぶ声は全米ライフル協会などの政治団体や個人による反対で実現してきませんでした。

今回は多数のアメリカの高校生が各地で銃規制の声をあげ、デモンストレーョンを行ったことで、有識者や若者からガンコントロールの要望がトランプ大統領に届けられました。

トランプ大統領は、その解決策として「先生に銃を持たせて反撃に備えさせる策を検討する」とアナウンスしました。教室内で銃撃戦が起きる可能性が排除されないために、教師自らを訓練して生徒を守らせようという意向です。これには賛成意見と、「教育者はガンマンではない」という反対意見とが示されています。

この「教師ガンマン構想」によって大学の教職課程で、学生に拳銃や猟銃など武器の使い方や射撃訓練を選択科目として受講させる動きがあり、この構想が実現したあかつきには、全米ライフル協会が射撃指導者派遣で協力を惜しまないと発表しています。結論として、軍人で学力優秀な方を優先的に学校の先生にするのが銃犯罪に備えて効果的だと思われます。

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カナダ留学フェア開催

EDU CANADA FAIR 2018 in TOKYO
カナダ留学フェア・大学留学・語学留学・高校留学のチャンス

日時:2018年3月16日(金)・17日(土)
   11:00-17:00
会場:カナダ大使館  東京都港区赤坂7丁目3-38
主催:カナダ大使館

恒例のカナダ留学フェアが今年も開催されます。この期間中は、多くのカナダ高校、大学、カレッジなど留学団体が会場に来ます。ぜひ、中学生や高校生の皆様も保護者同伴でご参加下さい。
カナダの各教育機関ブースでは、小学校・中学校、高校留学、語学学校、カレッジ、大学の留学担当者が待機していますので個別相談ができます。担当の方と直接話すことで、高校留学などで疑問に思っていたことや個々の学校のきめ細かいシステムを知る絶好のチャンスになります。ブースによっては日本語が話せる通訳がついていますので英語ができない学生さんも安心です。

各種の留学セミナーも開催され、カナダ留学の基本的な情報から、フェアの活用法、留学経験者による体験談、留学のタイプ別の紹介など、カナダ留学・IECワーキングホリデーなどに関する様々なセミナーを行われます。

さらに、留学体験者ブースでは、多様なタイプのカナダ留学・ワーキングホリデー体験者に話を聞くことができます。実体験に基づいたアドバイスがもらえ、具体的なカナダ生活のイメージをつかむことができます。そして英語資格である、TOEFL、IELTS、英検などのカナダ留学に必要な英語能力テストに関する情報も得られます。

JASSOも参加するので、奨学金プログラムについても相談が可能です。 カナダ留学資料コーナーが開設されますのでカナダ各州が発行している出版物などカナダに関する資料を自由に持ち帰ることができます。

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「私なら高校突入」勇敢な大統領

アメリカのトランプ大統領は、2018年2月26日のスピーチで、昨日フロリダ州の高校で起きた銃乱射事件の現場で応戦をしなかった保安官代理を批判しました。

「私なら犯人のいる高校の教室に迷わず突入した。たとえ自分が武器を持っていなかったとしても高校の校舎内に突入した」と語ったと伝えられています。これはホワイトハウスで開いた各州の知事との懇談の席での発言だということです。
この保安官代理は銃撃が始まって4分間程度、ハイスクールの校舎の中に突入しなかったことが発覚したために、停職処分を言い渡され、結局は辞職をしたそうです。さすがにアメリカの大統領であるトランプ氏は勇敢です。

また、大統領は、高校や大学で起きる銃撃事件対策として銃を連射するための改造部品の規制に意欲を表明しました。さらに「アメリカの全ての高校の教師に、ピストルを所持させることを検討する」と話されたことで、これはアメリカらしい解決方法の一案であると一定の評価を議会の一部から得ることができたようです。

そうなると、アメリカの学校の先生になる大学の教育課程では、射撃訓練やピストルの使い方の教科が履修内容に入ってくるので、多彩な就学内容になることは間違いありません。大学必修科目でピストルの撃ち方3単位、総合射撃の選択科目2単位、マシンガン又はライフル何れかの技術習得となると予想されます。

これを日本の教育に置き換えると、大学教職課程で「柔道、空手、剣道」などを学びなさい、というのと同感覚だと捕らえれば、自然な考え方ともいえるでしょう。これからアメリカに留学する生徒さんの立場としては、高校や大学内でも銃を使った犯罪が起きるという可能性と対策を考えることが必要になるようです。

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フロリダ州の地図