熊本地震=ボランティア活動 

2016年4月14日に熊本地方で、震源の深さ11km、マグニチュード7の地震が発生しました。熊本県の益城町では震度7を観測したとのことです。
それ以降、地震は何度も繰り返し、震度一以上の揺れの地震を数えると、今日まで800回の地震が発生したと言われています。
地震は、大分方面にも広がり、温泉で有名な湯布院にも被害をもたらしています。
この地震に日本中の人々が支援に乗り出しました。広島県でも支援金、義援金の募金活動が開始されて、さらに人的支援が組織されています。
5月のゴールデンウイークに向けて、広島市や県の職員、公共団体、各種のボランティア団体、大学の学生たちが熊本に向かってボランティアに出発しています。
日本では、阪神淡路大震災、東日本大震災の経験を経て、被災地を支援しようとする人たちのボランティア活動が広く組織化されてきました。広島市でも、平成26年の広島土砂災害の時に、多くの方々のボランティアの支援に支えられました。
そして、ボランティア活動に熱心な、アメリカ人、イギリス人の外国人ALTの有志たちが国際ボランティア・サポーターとして熊本に出かけていきます。広島から博多までバスで行き、一泊して、博多の友人の自動車で熊本まで明日移動する計画だそうです。現地では、おもに子供たちの世話をしたり、荷物運びをするとかで、事故や怪我なくゴールデンウイーク明けに広島に戻ってくることを期待しています。がんばれ、ステーブ、ボニー、マーク、セイモア、ティム!
gaikokujinn

ケリー国務長官の来広

2016年4月11日に、G7の広島開催外相会議のために広島を訪れたアメリカのケリー国務長官は、G7外相の一員として広島の原爆死没者慰霊碑に献花されました。この時に原爆資料館も見学され、原爆ドームも同時に見学されました。このニュースは、CNNのウェブニュースでも伝えられました。
広島の願いは、この原爆の悲惨さを多くの方に知ってもらい、核のない世界、誰もが安心して暮らせる世界を求めることです。アメリカの要人の訪問がきっかけになって、少しでも多くの方に平和の意義を考えて頂ければ幸いなことだと思っています。
ところで、広島へは毎年海外からの高校生が修学旅行で多数訪れています。アメリカはもとより、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドからは、大小のグループで来広されます。今年は、ニュージーランドのタウマルヌイ高校、アメリカのオレゴン州の公立高校、オーストラリアのクイーンズランド州の公立高校、カナダのビクトリア市の高校から修学旅行生が訪れる予定であることがアナウンスされています。
広島市も高校生の訪問受け入れに熱心で、公式レベルでの広島訪問に際しては市庁舎の訪問などが組まれる場合があると聞いています。また、広島県立国泰寺高校、基町高校、府中高校などを含めた多くの高校では、海外校との国際交流を行っています。留学や国際交流は平和であってこそのものなので、戦争のない穏やかな世界を心から望んでいます。
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フリピン留学の現実問題

最近の留学トレンドである「フィリピン留学」について今回考えてみましょう。多くの方、特に社会人の皆さんがこの留学プログラムに参加されています。
フィリピン留学は、マンツーマンで1日8時間程度のレッスンを2週間程度行うというものです。とにかく多くの授業を安い人件費の元で行うという企画です。
しかし、ほとんどのケースでこの留学は失敗に終わっています。お金の無駄遣いです。
英語は、レッスン数を増やせば良いというものではありません。英語の習得は思った以上に難しいのです。
語彙学習、
文法学習、
会話レッスン、
リーデイング、
リスニング、
ライテングなど多岐に渡るからです。
さらに、TOEICやTOEFL受験の対策となると、そのテスト出題傾向の分析を行い、模擬テストを繰り返すことが必要になります。こういう試験対策まで含めて一日の学習プランを立てると、受講レッスンの1.5倍程度の自己学習が必要になります。このバランスを崩すことはできません。それが現実です。
そこで参加者は「フィリピンで留学では英語を話すだけだった、楽しかったけど無駄だった、お金も航空運賃を含めて20万円以上も掛かった。」という嘆きの結果になってしまいます。
フィリピンで、英文法説明を英語で受けても初心者には無駄な時間で、それは、現在完了形、不定詞、仮定法など、その用語だけでも初心者の英語力で理解できる筈がありません。そもそも、英文法は日本語で説明しても理解が難しい部分があるのです。それが英語で説明されるので難解になり、無駄なレッスン時間だけが続き、ストレスで受講が嫌になります。教材も驚くかな、英語や、韓国語、タガログ語で書かれたものなので悲劇はここでも続いて行きます。
フィリピン人先生のレッスンいっても雑談と変わらず、英語の学問に必要となる、TOEFLやIELTSが求めるアカデミック・イングリッシュは身に付きません。英会話に慣れることはできても試験に合格できない英語がフィリピン留学の現実です。
そういう意味では、私は広島市のエース外語学院の主宰する「英語短期集中コース」や、「TOEFLコース」、「IELTSコース」はすばらしいと思うので薦めたいと思います。
filipin