留学生へ注意喚起

フランス、ベルギー、アメリカ、そして昨日のバングラデシュのレストラン襲撃事件に日本人が巻き込まれて8名の犠牲者をだしました。これら一連のテロリスト事件の発生を受けて日本の文科省が対策に乗り出しました。まず、全国の国公大学、私立大学や教育機関に対して、夏休みの短期留学や海外旅行に出る学生への注意喚起を促す通知を出すことを決めたとの報道がありました。この通知では、留学予定者に海外の現地情報を電子メールで知らせることや、緊急事態発生時に安否確認に利用される外務省のシステムへの登録を求めることが含まれます。今、世界中のどこにいても、安定しない世界情勢からテロリストの標的になる可能性があります。
ところで、「テロリストの攻撃に遭遇したらどのように対処するのか?」という危機管理サイトの記事を紹介したいと思います。まずは、銃声や叫び声を聞いたら、物陰に身を寄せて、姿勢を低く保つこと。そして、その音の発生する逆方向に退避する経路を探って、機敏に対応することとなっています。
しかし、現実に事件に遭遇した場合、地面に身を伏せるのが精一杯で恐怖で動くことも出来ないのではないかと思います。さらに、自爆テロなどには対応するすべがなく、結局、知らない町に旅行する場合は、「夜に出歩かない」「賑やかなレストランや人が集まるところに行かない」という事前の注意行動しかないように思えます。 
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留学生、自撮りに気を付けて

昨日、南米ペルーで、韓国人の男性が「自撮り中」に滝に転落する事故があったと報道されました。悪いことに、その男性は7月4日に地元警察によって遺体として発見されたと報道されています。警察によると、その男性は6月29日にペルー北東部のアマゾンにあるゴクタ滝でこの写真撮影中に足を踏み外して落下したとされています。
最近、スマホの撮影機能の発達と、自撮り棒の普及で、世界中どこでもこの撮影が流行るようになりました。万里の長城でも、エフエル塔でも、東京スカイツリーでも、ロンドン塔でも、観光客の多くがそれを行うようになりました。しかし、自撮り棒の普及は、建物や商品を傷つけたり、まわりの人に当たって怪我をさせたりというトラブルに発展する場合があります。気を付けないといけない事は、今回のように「良いアングル」や「良い背景」さがしに熱中すると、ついつい自分のポジションが不安定になることです。
自撮りの事故報告は、ペルーのマチュピチュ遺跡でもドイツ人の男性が足を踏み外し、200メートル落下して死亡しています。先月には、ロシアのシベリアの村で、レーニン像を自撮りしようとした若者が胴体部分を損傷させたり、5月にはインド北部の州で15歳の少年が銃を持った姿を自撮りしようとして、誤って自分の頭を撃ったと報道されています。
自撮りは命がけといえる撮影方法なのかもしれません。
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アメリカで銃を使った凶悪事件発生

またアメリカで、銃による凶悪事件が続発しました。場所はオーランドとマイアミ。この両都市はリゾートとして知られるところで、この事件はアメリカ人に相当の衝撃を与えています。オーランドは有名なディズニー・ワールドがあります。オーランド国際空港というと、航空機が5分おきに離発着を繰り返すほど多忙な空港で、オン・シーズンに全米から多くの観光客が訪れどのホテルも一杯になる町です。
オーランドの近くのベルビューという町に岡山県津山市から留学している小野田君から早速メールがありました。フロリダ州の住人には不安が広がり、留学先の高校でも、暗くなってから出歩かないようにと注意されたということです。フロリダは、南国風の季候で、昼間はさわやかで青空が広がるところですが、夜になると様子が激変して、街灯で明るいホテルや別荘住宅のエリアを除いて、不気味な暗闇が広がるところが多いとのことです。
小野田君は、無事に1年間のアメリカ高校留学が終了間近で、今月末に岡山空港への帰国便で戻ってきます。高校留学の終わる時期に、自分の留学先でこのような事件があったことに驚いている様子でした。日本でも最近は様々な事件がありますが、銃社会のアメリカでは一度事件が発生すると、大きな被害をもたらします。これからアメリカへ留学する方々は、充分に注意して毎日の生活を送って下さい。

【テロ事件】フロリダ州オーランド「パルス」の銃乱射事件でオバマ大統領が会見「テロ、ヘイト行為」と非難
フロリダ州オーランド「パルス」の銃乱射事件でオバマ大統領が会見「テロ、ヘイト行為」と非難。アメリカ史上最悪の被害が出た銃乱射事件となったフロリダ州オーランドのナイトクラブ・ゲイバーの「パルス」で発生したテロ事件では、現在までに50人の死亡が確認され53人がケガをしました。その後の調べで、現場で射殺された犯人のオマル・マティーン容疑者は「イスラム国の指導者に忠誠を誓っている」などと話していたことが明らかになりました。また、事件をうけアメリカのオバマ大統領が記者会見を行い「テロ行為であり、ヘイト行為である」と強く非難しています。
銃乱射事件があったのは、フロリダ州オーランドにあるナイトクラブ「パルス」で6月12日午前2時すぎ、男が建物内に押し入り銃を乱射した。容疑者の男は約3時間後、突入した警官隊によって射殺されています。この事件の被害者はこれまでに50人が死亡、53人がケガをしており、アメリカで起きた銃乱射事件としては過去最悪の被害となりました。
警察によると、射殺されたのはフロリダ州に住むオマル・マティーン容疑者(29才)マティーン容疑者は、事件前に警察に電話をかけ「イスラム国の指導者に忠誠を誓っている」などと話したほか、襲撃の際には、2013年に起きたボストンマラソンでのテロ事件について話をしていたことが明らかになっています。
マティーン容疑者はここ1週間以内に2つの銃を買っていたということで、警察はテロ事件として動機などを詳しく調べているという。一方、過激派組織「イスラム国」系の通信社「アーマク通信」が事件後にイスラム国の戦闘員による犯行だと伝えた。公式の犯行声明は出されていないという。イスラム国は先月、支持者らに対し、イスラム教の断食月・ラマダンに合わせて欧米などでテロを行うよう呼びかけていました。
この事件をうけ、アメリカのオバマ大統領が日本時間の13日未明に記者会見を行い、「米国史上最悪の銃撃事件だ」としたうえで「ひどい虐殺」とも表現しており、会見の内容が注目を集めています。オバマ大統領「テロ行為でありヘイト行為である」記者会見で非難
米フロリダ州オーランドのナイトクラブで男が銃を乱射して50人が死亡した事件で、オバマ米大統領は12日午後(日本時間13日未明)、ホワイトハウスで記者会見し、「テロ行為であり、ヘイト行為である」と非難した。オバマ氏は「米国史上最悪の銃撃事件だ」とし、事件を「ひどい虐殺」とも表現した。
(林檎社 ringosya.jp より抜粋)
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【殺人事件】米女性歌手、コンサート会場で銃撃され死亡
2016年06月11日 17:47 発信地:マイアミ/米国
米バーバンクでコンサートに出演した歌手のクリスティーナ・グリミーさん射殺される
米テレビ局NBCのオーディション番組「ザ・ボイス(The Voice)」に出演して有名になった歌手クリスティーナ・グリミー(Christina Grimmie)さんが10日夜、米フロリダ(Florida)州オーランド(Orlando)のコンサート会場で銃撃され、
まもなく死亡した。グリミーさんを撃った男は銃で自殺した。警察が発表した。
グリミーさんはオーランドにある「プラザ・ライブ(Plaza Live)」で、音楽バンド「ビフォー・ユー・エグジット(Before You Exit)」と共演した後、サインに応じるために会場に残っていたところ、男が歩み寄ってきて撃たれたという。
警察によれば、グリミーさんの兄弟がすぐに容疑者に飛びかかったが、容疑者は銃で自殺した。
(AFP-Webニュースより抜粋)

スピーチ・ライター

ところで、オバマ大統領の演説は、常にスピーチ・ライターが執筆してると言われます。大統領と、大統領側近、事務方などで慎重に内容が協議されて、それに応じて文章の内容をおさめるのは難しい仕事でしょう。その時々の社会的な状況に応じた内容の演説を行うことが大統領の大きな役割でもあるのです。
広島の平和記念公園で行ったスピーチを執筆したのは、ホワイトハウスのローズ大統領副補佐官が務めたといわれています。しかし、これを否定するように、ローズ福補佐官は5月31日に自身のブログで、オバマ大統領による手書きスピーチ原稿の写真を公開して、大統領自身が広島でのスピーチ原稿を書いたことを強調しました。
ローズ氏によると、今回のサミット直前に訪問したベトナムで、オバマ大統領はこのスピーチ原稿に何度も手を入れていたと明かしています。ホワイトハウスの当初のアナウンスではは短い内容で所感を述べるにとどめると発表されていましたが、実際には17分間の長いスピーチになっていました。「被爆地を訪れた最初のアメリカ大統領として、核兵器のない世界と平和構築への道について話すことができた」と文章で振り返っています。広島から発したオバマ大統領のスピーチは、歴史に残る内容のメッセージであったことは確かです。

TOKASAN-Hiroshima

広島市の三大祭りのひとつとして有名な「とうかさん」が、2016年6月3日(金曜日)~6月5日(日曜日)に開催されたので、外国人スタッフと一緒に浴衣をきて町に繰り出しました。広島市中区中央通り沿いにある圓隆寺の稲荷「とうか大明神」の祭礼とされて、法華経の守護神である稲荷大明神を音読みで「とうか」と呼んだことからこの名称がついたと言われています。
「とうかさん」は毎年6月の初め、梅雨入りの時期に開催されることから、広島地方の浴衣の着始めのまつりとされており、この大祭期間中は、浴衣姿の参拝者で賑わいを見せます。近年は、広島在留の外国人の方が増えたせいか、さらに外国からの旅行者が増えたせいか、多くの外国人の方々を見かけるようになりました。
あいにく、6月3日と4日は雨が降り続いたので、せっかくの浴衣が濡れてしまいましたが、それでもアーケード街側の夜店で綿飴や、焼きイカを買って、ワイワイと仲間と楽しく過ごすことができました。 これから1ヶ月は梅雨になり、雨の時期が続いたあと、いよいよ7月から本格的な夏が訪れます。夏は高校留学の季節、これからアメリカ、イギリス、オーストラリア、ニュージーランドへ出発する生徒さん、楽しい夏を世界で過ごして下さい。
tokasan

オバマ大統領-広島へ

peace2016年5月27日夕方、アメリカのオバマ大統領が、広島を現職のアメリカ大統領として初めて訪問して、平和記念公園で献花をしました。その時の演説では、原爆の被害に思いを寄せる話をしました。被爆者代表と話をし、握手をして、言葉を交したのは印象的でした。
演説では、71年前の広島市民の犠牲者への思いや、 韓国、北朝鮮人の方々、そして捕虜として被爆した米国人の方々についても言及しています。この演説は15分間以上の長いものでした。「10万人を超える日本の男性、女性、子どもたち、何千人もの朝鮮人、数十人の米国人を含む死者を悼む」という言葉は意義のあるものでした。
オバマ大統領が広島平和公園に到着して過ごした52分間には、安倍総理や外務大臣(広島地区選出)の岸田外相らの出迎えを受けて、広島平和記念資料館を視察されました。訪問者帳に、アメリカ大統領としてサインをして言葉を残されています。
広島市民は、オバマ大統領が広島ヘリポート(元:広島西飛行場)から平和公園に向かう沿道で、好意的なムードで出迎えをました。被爆者の方々を思えば、複雑な思いもありますが、未来に向けて広島の人々はしっかりと平和の意義を考えながら生きていこうと考えたように感じました。
平和を願うシンボルである原爆ドームを背景にして、アメリカ大統領が演説をする日が訪れたことを嬉しく思います。

BABYMETAL の成功

今、何かと話題のBABYMETAL(ベビーメタル)。日本のメタル・ダンスユニットとして、話題を集めて、現在世界で活躍中とのことです。
実は、このグループの活躍を知ったのは、ニューヨーク在住の知人シェリー・エバンズさんからでした。「日本人のビジュアル・バンドのBABYMETALのコンサートがNew Yorkであるので、今度行くのだけど、日本での彼らの活躍はどうですか?」とメールが来ました。はてさて、広島出身のPerfumeは知っているけど、CMで話題のキャリー・パミュパミュさんは知っているけど、と考えていたら、テレビの歌番組「ミュージック・ステーシォン」にBABYMETALが出演されました。ボーカル担当のセンター SU-METALさんのパワーのある歌声、サイドの女性のよく揃い切れのあるダンス、そして、オリジナリティ溢れる曲(曲目は「KARATE」でした。)、それに、テクニック抜群のバンド(「KAMI BANDといわれるトップ・ミュージシャン・バンドだそうです。)これだったら、アメリカ・ビルボードやイギリスの音楽チャートにランクインしても不思議ではないと感じました。メンバーはまだ10代というのには驚きました。若者は可能性の固まりです。誰でも、世界の中心に立てる可能性を持っています。明日に向かって若い方々にぜひチャレンジをしていただきたいと思います。がんばれ、BABYMETAL!
babymetal-cd

熊本地震=ボランティア活動 

2016年4月14日に熊本地方で、震源の深さ11km、マグニチュード7の地震が発生しました。熊本県の益城町では震度7を観測したとのことです。
それ以降、地震は何度も繰り返し、震度一以上の揺れの地震を数えると、今日まで800回の地震が発生したと言われています。
地震は、大分方面にも広がり、温泉で有名な湯布院にも被害をもたらしています。
この地震に日本中の人々が支援に乗り出しました。広島県でも支援金、義援金の募金活動が開始されて、さらに人的支援が組織されています。
5月のゴールデンウイークに向けて、広島市や県の職員、公共団体、各種のボランティア団体、大学の学生たちが熊本に向かってボランティアに出発しています。
日本では、阪神淡路大震災、東日本大震災の経験を経て、被災地を支援しようとする人たちのボランティア活動が広く組織化されてきました。広島市でも、平成26年の広島土砂災害の時に、多くの方々のボランティアの支援に支えられました。
そして、ボランティア活動に熱心な、アメリカ人、イギリス人の外国人ALTの有志たちが国際ボランティア・サポーターとして熊本に出かけていきます。広島から博多までバスで行き、一泊して、博多の友人の自動車で熊本まで明日移動する計画だそうです。現地では、おもに子供たちの世話をしたり、荷物運びをするとかで、事故や怪我なくゴールデンウイーク明けに広島に戻ってくることを期待しています。がんばれ、ステーブ、ボニー、マーク、セイモア、ティム!
gaikokujinn

ケリー国務長官の来広

2016年4月11日に、G7の広島開催外相会議のために広島を訪れたアメリカのケリー国務長官は、G7外相の一員として広島の原爆死没者慰霊碑に献花されました。この時に原爆資料館も見学され、原爆ドームも同時に見学されました。このニュースは、CNNのウェブニュースでも伝えられました。
広島の願いは、この原爆の悲惨さを多くの方に知ってもらい、核のない世界、誰もが安心して暮らせる世界を求めることです。アメリカの要人の訪問がきっかけになって、少しでも多くの方に平和の意義を考えて頂ければ幸いなことだと思っています。
ところで、広島へは毎年海外からの高校生が修学旅行で多数訪れています。アメリカはもとより、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドからは、大小のグループで来広されます。今年は、ニュージーランドのタウマルヌイ高校、アメリカのオレゴン州の公立高校、オーストラリアのクイーンズランド州の公立高校、カナダのビクトリア市の高校から修学旅行生が訪れる予定であることがアナウンスされています。
広島市も高校生の訪問受け入れに熱心で、公式レベルでの広島訪問に際しては市庁舎の訪問などが組まれる場合があると聞いています。また、広島県立国泰寺高校、基町高校、府中高校などを含めた多くの高校では、海外校との国際交流を行っています。留学や国際交流は平和であってこそのものなので、戦争のない穏やかな世界を心から望んでいます。
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フリピン留学の現実問題

最近の留学トレンドである「フィリピン留学」について今回考えてみましょう。多くの方、特に社会人の皆さんがこの留学プログラムに参加されています。
フィリピン留学は、マンツーマンで1日8時間程度のレッスンを2週間程度行うというものです。とにかく多くの授業を安い人件費の元で行うという企画です。
しかし、ほとんどのケースでこの留学は失敗に終わっています。お金の無駄遣いです。
英語は、レッスン数を増やせば良いというものではありません。英語の習得は思った以上に難しいのです。
語彙学習、
文法学習、
会話レッスン、
リーデイング、
リスニング、
ライテングなど多岐に渡るからです。
さらに、TOEICやTOEFL受験の対策となると、そのテスト出題傾向の分析を行い、模擬テストを繰り返すことが必要になります。こういう試験対策まで含めて一日の学習プランを立てると、受講レッスンの1.5倍程度の自己学習が必要になります。このバランスを崩すことはできません。それが現実です。
そこで参加者は「フィリピンで留学では英語を話すだけだった、楽しかったけど無駄だった、お金も航空運賃を含めて20万円以上も掛かった。」という嘆きの結果になってしまいます。
フィリピンで、英文法説明を英語で受けても初心者には無駄な時間で、それは、現在完了形、不定詞、仮定法など、その用語だけでも初心者の英語力で理解できる筈がありません。そもそも、英文法は日本語で説明しても理解が難しい部分があるのです。それが英語で説明されるので難解になり、無駄なレッスン時間だけが続き、ストレスで受講が嫌になります。教材も驚くかな、英語や、韓国語、タガログ語で書かれたものなので悲劇はここでも続いて行きます。
フィリピン人先生のレッスンいっても雑談と変わらず、英語の学問に必要となる、TOEFLやIELTSが求めるアカデミック・イングリッシュは身に付きません。英会話に慣れることはできても試験に合格できない英語がフィリピン留学の現実です。
そういう意味では、私は広島市のエース外語学院の主宰する「英語短期集中コース」や、「TOEFLコース」、「IELTSコース」はすばらしいと思うので薦めたいと思います。
filipin