高校留学フォニックス

外国で長期間生活をすると、日本人である自分自身の話す英語発音の「音」や「雰囲気」が、現地の人々が話す本場の発音と異なることに気がつきます。しかし、その違いを実際に自分の発音に取り入れて、ネイテイブに似せたナチュラルな英会話を続けるのは難しいものです。通常、日本で高校生が学ぶ英語は、発音学習を授業に取り入れていても「カタカナ発音」になりがちです。そのために、本場の英語イントネーションと異なることは少なくありません。特に、日本語の発音に含まれない「 R、TH、F、V 」の発音は難しく、声に出して何度も練習をして克服するしかありません。
ところで、高校留学に参加すると毎朝の挨拶で  “Good morning.  How are you?”  ”I’m fine, thank you.” をホストファミリーや同級生と声をかけあいます。このネイティブを相手にした短い挨拶も「R、TH、F」を身につける実践の場になっています。数ヶ月間を現地で過ごした頃には留学で渡航した最初の頃のぎこちなさも抜けて美しい発音を会得し流ちょうな挨拶ができるようになります。「英語の文字と音のルールによって外国人の発音を手本にして英会話をマスターする」 高校留学では、良質な英語の発音学習法を実現できます。これを実践できる英語の学習法「フォニックス」が、近年日本の子供たちの英語指導に取り入れられています。英語の早期学習実現によって、英会話力の効果的な養成が可能なことは間違いありません。

高校留学で英語を習得

shelly高校留学のために一年以上の長期海外生活を送ると、当然の事ながら「高度な英語力」が自然に身に付きます。ここでいう「高度」という意味は、日本の中学や高校の英語授業で高い点が取れるという意味ではなく、一瞬で「日本語から英語に、英語から日本語に」する能力のことです。この能力は、いくら日本国内で英語の学習を重ねても身に付きにくいものですが、外国で生活を送ると、その環境の中で自然に訓練がなされていきます。例えば留学先高校の先生に何か指示をされた時、最初の頃はその都度頭の中で日本語に翻訳していたのが、6ヶ月経過後は、ほとんどの学内英会話を理解できるようになっています。また、脳が発育を続ける年齢でもある18歳以下の生徒は、「R 」や「TH」を正しく聞き分けられる能力と、正確な英語の発音をマスターすることができます。自然で美しい発音技術の習得は20歳を超えると難しいといわれています。

高校留学のメリット

高校留学の最大のメリットは、高校生の貴重な年代に、海外のハイスクールやボーデイングスクールに留学ができることです。高校留学は参加申し込みの年齢制限があるため、18歳以上の生徒は例外を除いてこの留学プログラムに申し込むことが出来ません。留学先が外国の高校なので同じ年齢の現地の生徒と肩を並べて、その国の国語、数学、理科、社会などの一般科目を英語で学び、クラブ活動や修学旅行などの多彩な学校の催しに参加できます。さらにホストファミリーを通じて地域活動やボランティア活動にも参加できる機会が多いことで、これらの催しが十代の貴重な体験となることです。十代後半から二十代の参加者が多くを占める「大学留学」も意義のある留学プランですが、大学や大学院での就学は学問の履修と研究に重きがおかれるために、どうしても学校活動やホストファミリーと過ごす機会が減るため、文化交流の意義も薄れてきます。

高校留学に多くの生徒が参加しています

高校の修学旅行も、オーストラリアや中国などの海外渡航が普及した近年、あなたの周りにも高校留学をしたことのある人や、あるいは現在実際に高校留学をしている人が思い当たるほどに外国の高校で学んでいる生徒が増加しています。これら留学のプランは長期を示しますが、その目的は国際文化交流であったり、正規進学や卒業目的だったりと多様化を呈しています。その理由は、LCC(格安航空便/オーストラリア片道2万円~、カナダ片道4万円~)の普及で外国への渡航機会が増えたこと、外国の生活物価が日本に比較して安いこと、海外高校の多くが留学生の受け入れプログラムを取り入れたなどの理由によります。高校留学は誰でもが参加できる時代になりました。

留学時代の到来

世界を結ぶインターネットの急激な発達、世界の都市を結ぶ航空便や貨物便の増加で多くの人や物、情報が国境をたやすく越える時代が訪れました。日本から海外へ、海外から日本へ訪れた旅行者数も、これらを合計すると年間2千万人を超えて、今後も東京オリンピック開催に向けて益々増加をすることは間違いありません。日本の多くの中学生や高校生たちも、海外で開催されるホームステイや、高校留学プログラムに参加をして外国で熱心に学んでいます。このブログでは、主に中学生、高校生、大学生の海外留学の今を紹介したいと思います。多くの留学相談例やカウンセリング内容、現地生活の様子をここから発信して、国際時代を担うために留学を計画されている方々の今後の参考にして頂きたいと思います。