深まる広島の秋に

私の住む広島市の街は、市内をいくつかの川が静かに流れ、木々の緑と公園が多い美しい町です。広島市の人々は、それを誇りにしています。それゆえに公園に近いエリアや、川沿いを立地とした市内の高層マンションは人気があり、そこに住むことがひとつのライフスタイルとしてポピュラーになっています。広島市では、9月後半に暑い夏が終わりを告げると、10月の「フード・フェステイバル」が広島城の堀回りのエリアで開催されます。この月末には「ハロウイーン・パーティ」で、若者たちが本通り商店アーケード街や、流川、新天地、横川商店街などに繰り出して、11月には、えびす通り広島三越デパート隣にある胡子神社の「えびす講」が開催されて中心地が多くの買い物客で賑わい、このお祭りが終わると、すかさず百メートル道路(平和大通り)のエリアで「広島ドリミネーション」が開催されます。この頃に、季節が秋から冬に変わっていくことを人々は感じます。12月がやってくるとクリスマスのムードが八丁堀や紙屋町のデパートを中心に漂い始めます。「ジングルベル」や、山下達郎さんの「クリスマス・イブ」の音楽が街に流れます。
今、外国ではテロリスト事件や、シリアからの難民問題、ロシアとトルコの領空侵犯による戦闘機撃墜問題、さらにはアメリカでひんぱんに起きる銃犯罪など、毎日深刻なニュースが飛び込んできます。私たちはこの街から、世界の平和を祈り続けたい思い一杯です。
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