マリウポリ大学に思うこと

ロシアによる激しい攻撃で破壊されたマリウポリは、この国が侵略されるまでは、とても美しい街でした。マリウポリは、観光ガイドなどでも日本人にはあまり馴染みがない街ですが、街の主要産業であるヨーロッパ最大のアゾフスタリ製鉄所がロシア群に激しく攻撃されていることで、最近ニュースで街の名前がアナウンスされる機会が増えています。ウクライナ東部のドネツィク州にある、アゾフ海に面した港湾都市でロシアのウクライナ侵攻前は40万人の人々が平和に暮らしていました。
マリウポリには、国立マリウポリ大学と、この他にプリアゾフスキー工科大学がありました。この2つの大学とも、ロシアのミサイル攻撃で大学キャンパスが破壊されて、その模様がテレビで放映されました。現在これらの大学の学生は、キーウなどに疎開して一部の生徒はウクライナ大学が配信しているオンラインで授業を受けているそうです。
例えば、私たちの国の大切な教育機関である大学郡が、他国の侵略を受けてミサイルで攻撃されるとしたら、それは異常な事態であり大変悲しいことです。日本人として出来ることは限られますが、将来のウクライナの教育機構の再生や文化活動の支援などに深く関わりたいと思います。早く、平和で穏やかな日々がウクライナの学生と、全ての人々のもとに戻ることを願ってやみません。

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