留学犬

イギリスのドーセット州ボスコムのボーデイングスクールに留学中の高校生から、犬にかまれて治療をしているメールが入りました。イギリスでは予防接種の普及で、狂犬病の可能性は少ないようですが、破傷風や犬の唾液に含まれる細菌による壊疽などの発病の可能性があるとのことで、保護者共々心配をしています。イギリスはペット熱が高く、どこの家庭でもその多くが犬か猫を飼育しています。資産家で豪邸に住む人などは、セキュリーのために邸内にどう猛なドーベルマンをかっている場合があります。英国にはブルドックやシエパードの中型犬ペットも多く、地域で犬の犬種毎の「毛並みスタイルコンテスト」が催されていることも珍しくありません。とはいえ、海外でも日本でも年に数回人間が犬にかまれたという事件が報告されているのが現実です。犬の事件で思い出すのは、2014年の2月にニュージーランドの田舎町で日本人の幼い少女が両親と現地の知人の家に訪問中にその家に飼っているどう猛犬にかまれたことです。これは大きなニュースとして日本にも伝えられましたが、被害者の幼児は体を数百カ所かまれて瀕死の重傷をおい、現在もオークランドの病院に入院しているとのことです。予測できない危険が海外生活には潜んでいるので、十代の高校留学生や旅行者の方々は、どこにいても、どんな時でも ①気を抜かず注意を怠らない、②危険に際して対処する意識を持ち続ける、ことを忘れないで欲しいと思います。