不可思議な留学生の不明事件

昨年末から毎日テレビで報道されているフランスで起きた日本人留学生不明事件。これは、フランス東部で日本人の女子留学生が行方不明になっているというもので、フランスの警察は容疑者を20代の外国人留学生の男に絞って行方を追っていると報道されています。

この行方不明になっている留学生は、筑波大学からフランスのブザンソンにある大学に留学している黒崎愛海さん、21才です。現地の捜査幹部の発表によると、黒崎さんは行方が分からなくなった昨年12月4日の夜、ブザンソンから15キロ圏内のレストランで20代の外国人の留学生の男と一緒にいたことが、店の防犯ビデオから判明したとのことです。その後、消息は不明で、現地では国境を越えて騒ぎになっているようです。黒崎さんが何者かによって殺害されたのか、あるいは複雑な事情でどこかに潜んでいるのか、さらにはこの容疑者の男との関連や、この容疑者の国籍もはっきりと報道で示されてないことなどから、謎が謎を呼んでいます。

今回は、日本人の行方不明ということで、大きく報道されています。実際に、少なくない外国人旅行者が毎年世界中で行方不明になっているという現実があります。これから海外へ渡航する方は、こういった現実をしっかり認識することが大事です。

トランプさんと高校留学

2016年も師走になり、2017年にアメリカ交換留学に参加する高校生の申し込みをまとめる時期に入りました。現在エースよりアメリカの高校生留学に参加している生徒は全国で18名、多くの参加者の高校生はオハイオやミシガンなどの中西部から、バージニアやニューヨークなどの東部の州の小さな街で留学生活を送っています。くしくも、これらの在米高校留学生たちは、アメリカ大統領の選挙戦と、その誕生という歴史的な時期を過ごしていることになります。留学生を受け入れて下さっているご家庭は、アメリカの中流のファミリーが多く、そういった状況からか、または中西部という保守的な州の歴史からかトランプさんを指示するご家族が多かったように留学生からのメールで伝わっています。

話は変わりますが、2016年にアメリカの高校留学に参加した生徒のビザの手続きは非常にスムーズに進みました。アメリカ大使館、領事館のビザ・セクションの方々のご理解に感謝申し上げます。その理由は、現在の駐日大使ケネディさんの貢献によるものだと思います。ケネディ大使は、広島にも度々来られ、そのうち一度は広島大学キャンパスに来られて、その折りに「若者の国際交流の重要性」について話をされています。「日本の若者はもっとアメリカに文化と学問を学びに来て下さい」と話され、ケネディ大使の平和へのメッセージは今もこの大学に刻まれているという話を聞いています。

来年は大統領が変わって、国際文化交流の形が変わるのかもしれません。”Make America great agin”と今日もテレビで繰り返されるトランプさんに期待したいと思います。

コロンビア日本人学生の事件

2016年11月20日のインターネットでのニュース速報で、南米のコロンビアで日本人大学生が命を奪われたとの報道がありました。留学生の方々は注意して現地留学生活を送って下さい。ニュースの内容は以下の通りです。

【NHKニュース11月20日インターネット版より】
南米コロンビアで今月19日に日本人男性が殺害された事件で、地元の警察が氏名を公表した被害者の男性は、千葉県船橋市の一橋大学の学生、井崎亮さんであることが大学などへの取材でわかりました。大学を休学する際、「国際協力の実情を知るため発展途上国を中心に世界各地を回りたい」という抱負を大学側に伝えていました。
この事件は、コロンビア中部の都市メデジンで今月19日、日本人男性が銃で撃たれて殺害されたもので、地元の警察はパスポートの情報などから、被害者の男性は22歳の日本人、イザキ・リョウさんだと明らかにしました。NHKが大学などへ取材したところ、この男性は千葉県船橋市の一橋大学の学生、井崎亮さん(22)であることがわかりました。

大学によりますと、井崎さんは社会学部の4年生で、ことし4月に休学し、発展途上国を中心に世界各地を旅行していたということです。大学を休学する際、提出した書類には「国際協力の実情を知るため発展途上国を中心に世界各地を回りたい」と抱負が記されていました。家族は、今後、現地に確認に向かうということです。一橋大学は「前途有為な学生が志半ばにして亡くなられたことは痛恨の極みであり、ご家族の皆様に謹んで哀悼の意を表します」とするコメントを出しました。

今回の出来事は、犠牲者が若い日本人の大学生の方なので、本当に痛ましい事故です。被害者の方のご冥福を心よりお祈り申し上げます。

これから海外留学をする方々はの海外の安全対策としては「滞在先の国の情勢と治安を事前によく調べる」ことが必要です。そして、少しでも危険といわれる場所には近づかないようにしましょう。ブランド品などの高価なものは持ち歩かないようにして、電子機器や財布といった貴重品を持ち歩く際は外から見えないようにすることが大切です。「万が一、強盗にあった場合には、犯人は銃や刃物などの凶器を持っていることを前提にして、命の安全を最優先に考えて、要求に応じ抵抗しないようにして下さい。現地生活に慣れた人は、滞在先の生活に自信が出てきて、警戒心が薄れてきます。しかし、犯罪に巻き込まれる可能性が常にあるという意識を持って安全対策をして下さい。

日本で海外旅行傷害保険に入っていれば、盗られた物品価値の価格が契約先の保険会社より支払われるので実際の損失はないので、留学生が自分の命に関わる行動だけは慎んで下さい。

広島の高校生トランプ通信

2016年11月9日は歴史に残る一日になりました。この日の午後に、アメリカではトランプ大統領が誕生して、テレビやインターネットニュース、あるいは新聞の号外で大々的に発表されました。この選挙では、多くのマスメディアや識者もクリントン氏の有利を予想していたこともあり、大きな事件だ、共和党の快挙だとの論調が世界中を駆け巡りました。アメリカ大統領が持つ権力は絶大なので、アメリカが歴史の転換点に立っていることは間違いありません。

ミシガン州に高校留学している、広島市の私立高校2年生出身の山下君(仮名)より「アメリカは、先日のハロウインに続く大騒ぎになっている」とメール連絡がありました。広島からアメリカ高校生交換留学に参加した山下君は、ホームステイ先がクリントンさんの所属する民主党を応援している家庭なので、ホストマザーが落胆しているとのことでした。そのホストは、お父さんはアジア系移民で、お母さんがメキシコ移民というご一家なので、移民排除を唱えるトランプさんは、彼らには敵対する政策を掲げる大統領ということになります。アメリカは、元々、移民によって発展してきた訳ですが、近年では、難民も含めた移民問題や、メキシコからの不法移民が社会に与える影響が大きな問題になっています。

とはいえ、ヒラリー・クリントンさんも、アメリカではご本人が引き起こした様々なスキャンダルを原因として、日本で報道される以上に人気がないようです。今回の大統領選挙は嫌われ者どうしの選挙戦だったことが、広島に住む私たちにまで伝わってきました。

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カナダ日本女性犠牲の事件

2016年9月より、カナダ西部のバンクーバーで行方不明になっていた日本人女性について、カナダの警察は同月30日、女性の遺体をバンクーバー中心部の建物の敷地内で発見したと発表しました。警察は48歳の男を逮捕し、女性の死亡との関連を調べる方針です。

海外では日本人女性が犠牲者になる事件が後を絶ちません。外国で注意すること、やってはいけないことをもう一度再確認したいと思います。

1.夜に一人で外出しない。
どこの町でも、夜に一人で外出するのは危険です。特に、人通りの途絶えた裏通りなどは悪人が潜んでいる可能性があります。例えば、アメリカで暗くなって一人で外出して歩いている場合は事件に巻き込まれる可能性が高くなります。アメリカやカナダは、都市でも中心部をはずれると街灯が少なくなります。そういう場所は、犯罪の発生率が高いので注意が必要です。

2.知らない人について行かない。
あたりまえ事ですが、日本人にはこれが難しいのです。日本人は、困っている人を助ける道徳的な習わしあります。それを日本の国内で自分の街で行うのならいいのですが、勝手が違う外国では悪人の思う坪で悪人の罠にはまります。今回のバンクーバーの事件も日本人の親切心につけ込んだ犯罪である可能性が言われています。道を尋ねてくる知らない人の中には、犯罪者や変質者である場合があるので基本的に相手にするべきではありません。

3.個人情報を教えない。
自分が住んでいる場所、学校、メールアドレス、年齢、趣味などを気軽に公表するべきではありません。相手が犯罪者の場合、そのデーターから正確な住所を割り出して、待ち伏せをされる可能性があります。相手がストーカー行為まで発展することもあるので気を付けましょう。

4.文化交流会での罠
今回はランゲージ・エクスチエンジに参加してこの事件に巻き込まれた可能性があります。この犯人は新聞発表ではホームレスだったとのことですが、無料の会合に参加する人の層は「移民者」、「無職者」、「ホームレス」、「学校に行ってない」、「有料の会合に出るお金がない人」、「犯罪者や変質者」であるような場合が多いのが実情です。お金を掛けない集いは、そこに集まる人に対して最大限の注意が必要です。You get what you pay for! (只ほど高い物はない)という諺が西洋にも日本にもあります。一定の会費を支払うことで、一定のレベルの人が集まってくというのも現実です。

このような悲惨な事件が再発しないように、そして今回の犠牲者の方のご冥福を心よりお祈ります。

ハーバード大学の教材に

日本の東京駅で行われている新幹線の「7分間清掃」が、アメリカのハーバード大学院MBA(ハーバード・ビジネス・スクール)の教材として採用されるとの報道がありました。
極めて短かい時間で清掃を完了する姿がメディアで話題になり、「経営者のあるべき姿を示した事例」として、これを学生に学んでもらうことにしたそうです。

東京駅に新幹線が入ってくると、折り返しとなるこの駅で12分間の停車をするそうです。乗客の乗降時間を除くと清掃に当てられるのは7分間、この間の清掃従業員のテーブル、床、トイレの清掃、座席の方向転換などの作業を素早くテキパキと行う様子が外国で話題になったようです。最近よくあるテレビ番組「すいですね日本」の影響かもしれません。

この請負会社担当者は「夏はアロハシャツを制服に」「帽子に花飾りをつけて」と、社員の提案にも耳を傾けて、幹部登用にも道を開き士気を高めたそうです。そして遅刻や欠勤には厳しく対応して信賞必罰も徹底、社員の競争意識を持たせることでサービスの質向上につなげたとのことです。

この教材は、ハーバード大学院のバーンスタイン助教授が、掃除担当従業員から直接聞き取った話も盛り込んでいるそうです。「入学してくるアメリカ人学生の中には、リーダーシップはコントロールすることであり、金銭的な動機付けで組織の問題を解消できると考る者もいるが、この手法はもっと進んでいる。」と、授業の成果に期待しているそうです。

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トランプ氏の演説

Make America great again.(アメリカを再び偉大な国にしよう)
America is going to be strong again.(アメリカは再び強い国になる)
We are losing but start winning again.(私たちは負けている。だが再び勝ち始める)

アメリカ大統領の選挙戦で、共和党候補のドナルド・トランプ氏が演説のなかでいつも使っているフレーズです。シンプルで短く、誰でもが、そう日本人の中学生でも容易に理解できる単語で構成したフレーズです。

アメリカ人の話では、トランプ氏の言葉は正しい発音の正当英語ではなく、トランプ氏自身の生まれ育ったニューヨーク独特の表現や発音のものであるようです。あまり知的な英語とは思われないような表現が多いために、アメリカの人々のジョークでは、「それって、トランプみたいだ!」「おまえは、トランプか!」といった言葉を耳にすることがあるそうです。

トランプ氏は、不動産業で成功したアメリカ富豪であるために、有名大学卒業のエリートであるかのように勘違いしている人が多いようですが、実際は、失敗を克服して、自身の努力で頑張って政治家にまで上り詰めた叩き上げなので、ブルーカラーの層や、移民層から支持を得ているとニュースは伝えています。

ところで、トランプ氏の英語での演説は、「アメリカの小学校6年生程度の表現レベルである」と歴代大統領のスピーチを研究している機関が分析をしています。この事実から、誰でもがトランプ氏のスピーチの内容を理解できるということが証明されるので、多くの人種を前にした演説としては的を得たものであるといえます。

広がる無認可校不正問題

無認可校に於ける不正問題が広がりを見せています。長野県に本校がある通信制サポート校が、定期試験の内容を故意に書き換えてその試験の難易度を下げて、生徒に解かせていたことが判明したとの報道が、2016年7月9日配信の毎日新聞よりありました。

長野県・私学高等教育課によると、その不正が行われたのは今年の2月の試験で、この高校の職員が事前に英語や数学などの複数の教科の問題を、生徒のレベルに合わせた問題に書き換えていたとのことです。長野県は、関係者からの問題指摘を受けて調査を開始し、卒業生の単位は認められないと判断してその組織に是正指導をしました。

高校生が社会に出て、あるいは大学に進学して、そこで必要となる知識を在学期間中に習得することは、彼ら自身の将来の為に必要なことです。中学校教育では学問の基礎となる教育を行います。高校教育はその内容を一段引き上げた発展レベルで教え、各生徒の就学後、就職後の活動で基幹となる知識を教授するので、しっかりとした学習の機会を生徒に与える責任があります。日本の高校でも、海外の高校でも若者に対する教育に於ける使命は同じであり、その教育機会を「教える側と学ぶ側」がしっかりとらえて実践することが望まれています。

通信制高の不正編入問題

2016年7月7日の毎日新聞の報道によると、自宅学習で高校卒業資格が得られる大手の通信制高校が、提携先となる東京のサポート校生徒を不正に編入学させていたと報道されました。このサポート校は学校教育法上の無認可校で、高校編入が認められておらず、文部科学省はこれを違法と判断したとの報道です。これをもって文部科学省はこの通信制高校に是正指導をすることになりました。

法律では、無認可校は学校教育法上の学校とならないために、無認可校の生徒が高校に入る場合は1年生として入学しなければならないとのことです。編入生は11~15年度の5年間で63人に上り、現在も5人が在籍するとのことで、編入生徒には既に推薦で都内の有名大学に進学した例もあるということです。

これに対して大手通信制の学園長は「海外のインターナショナルスクールと同様に、サポート校の単位も認定できると勘違いしていた。認識が甘かった」と釈明したとのことです。
編入生については補習をして、進路に影響が出ないようにしたいとしています。

外国の認可されている高校で取得した単位は、現在日本の高校に編入できる正式な単位とされています。従って、日本の海外留学生は、それを持って日本の高校に編入することができます。

留学生、自撮りに気を付けて

昨日、南米ペルーで、韓国人の男性が「自撮り中」に滝に転落する事故があったと報道されました。悪いことに、その男性は7月4日に地元警察によって遺体として発見されたと報道されています。警察によると、その男性は6月29日にペルー北東部のアマゾンにあるゴクタ滝でこの写真撮影中に足を踏み外して落下したとされています。

最近、スマホの撮影機能の発達と、自撮り棒の普及で、世界中どこでもこの撮影が流行るようになりました。万里の長城でも、エフエル塔でも、東京スカイツリーでも、ロンドン塔でも、観光客の多くがそれを行うようになりました。しかし、自撮り棒の普及は、建物や商品を傷つけたり、まわりの人に当たって怪我をさせたりというトラブルに発展する場合があります。気を付けないといけない事は、今回のように「良いアングル」や「良い背景」さがしに熱中すると、ついつい自分のポジションが不安定になることです。

自撮りの事故報告は、ペルーのマチュピチュ遺跡でもドイツ人の男性が足を踏み外し、200メートル落下して死亡しています。先月には、ロシアのシベリアの村で、レーニン像を自撮りしようとした若者が胴体部分を損傷させたり、5月にはインド北部の州で15歳の少年が銃を持った姿を自撮りしようとして、誤って自分の頭を撃ったと報道されています。

自撮りは命がけといえる撮影方法なのかもしれません。

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